FinTech Initiative 2030 日本企業のフィンテック導入に関する調査報告にて、JIAM 理事 有友へのインタビューが掲載されました。
本レポートは、KPMGと慶應義塾大学FinTEKセンターが共同で、日本企業におけるフィンテック導入の実態を調査し、2030年に社会はどう変化しているかを考察したものです。
- ブロックチェーン技術で変わる「サプライチェーンファイナンス」
- 資産運用会社も「SMEファイナンス」に進出できる
- 「サプライチェーンファイナンス」は日本が一番になれる可能性も
- 実は「AI」はあまり進化していない
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Key takeaways
- サプライチェーンの世界、いわゆる、信用状(L/C)の世界というのは、基本的には巨大なバックオフィスを持っている銀行しかできない。ブロックチェーン技術を使うことにより、書類の作成・管理にかかる手間をかなり簡素化できる。
- トレードファイナンス(貿易金融)の世界というのは、かなり高い尤度(ゆうど)が取れ、市場流動性が高く、かつ利回りが高いため、極めて魅力的な投資商品である。しかしあまりにもバックオフィスに負荷がかかるので、どうしても手が出せない。それが、ブロックチェーンにより手が出しやすくなるので、投資商品としての魅力が増す。
- ペイメントを押さえるというのは、知りうる情報の粒度が圧倒的に違うということ。資産運用会社は、ここに手を出したいとずっと考え、方法を模索してきた。今後は、銀行が受けてくれない中小企業の与信を、ヘッジファンドがポートフォリオの一環の中で受け入れ、トレードファイナンスの恩恵を得るようになるだろう。
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