第6回シリーズ 資産運用 X Fintechワークショップの第1回目が6月25日に開催されました。
JIAMの理事、有友圭一が日本の資産運用業界エコシステムについてプレゼンテーションを行い、ロボット投信株式会社 CEO 野口哲氏よりロボット投信のソリューションのデモを行っていただきました。
ロボット投信:RPA、AI、クラウドなどを用いて投資信託業務を自動化・効率化するソリューションを提供している。
詳しくはこちらからhttps://robotfund.co.jp/#/services
野口氏のデモンストレーションからインスピレーションを受けた、業界のエキスパート・資産運用系スタートアップ企業の方々が、業界が直面している問題について質の高いディスカッションを行いました。
その後のネットワーキングも活発に行われ大盛況で、記念すべき第1回のワークショップが終了しました。
以下は当日のディスカッションの要約です。
Key takeaways:
- 資産運用業界のデジタライゼーションはマストであるということは業界全体で一致している。しかし、ボトルネックはレガシーなシステムと社内の反対勢力も含んでいる。「今までこれでやってきたから」という変化を認めないマインドセットの”一番の敵”が社内に存在しているのでは?
- ブレイクスルーするためのただ一つの方法は、スタートアップと協業して仕事のスピードを向上させることである。(実際は、技術的進化は非常に早く、社内で開発したものも次から次へと時代遅れになってしまうため、スピードを早めることは必須である)そして、東京には素晴らしいスタートアップ企業が多くある。『幾つかのスタートアップと話すことは、金融サービス業界の将来への不安を取り除いてくれる』(引用)
- スタートアップ企業の方から、いくつかの画期的なビジネスの例やどのように不可能を可能にしたのかについても伺った。『オープンイノベーションとは、安全なサンドボックスを作成することである。しかし、誰かがサンドボックスをセットアップするのを待ってはいけない。素晴らしいアイデアがあれば、自らサンドボックスを作り、試す必要がある。』
次回の第2回資産運用 X Fintechワークショップは8月29日に開催致します。
SAPIATのCEO、石井将太氏にゲストスピーカーとしてご登壇いただきます。