FINTECH PORTFOLIO

LINGUA CUSTODIA

LINGUA CUSTODIA
概要

PRODUCT OVERVIEW

金融専門人材とAIの融合により、金融業界に特化した機械学習による翻訳ソリューションを提供しています。翻訳エンジンには、特定の文書に対応した特化型と、顧客の要望に対応したカスタマイズ型があります。

RELEASE YEAR

2014年(2017年と2018年に更新)

市場

TARGET MARKET

対象企業: グローバル銀行、資産運用会社、カストディアン、トランスファーエージェント、ブローカー、グローバル企業の金融部門、保険会社

対象部署: 営業、報告、マーケティング・コミュニケーション、法務、調査、クレジット年次報告書、ファンド目論見書‐KIIDs(Key investor Information Documents)は、いずれも特化型エンジンにより英語から日本語、英語から日本語への翻訳が可能です。

日本カバレッジ

JAPAN COVERAGE

年次報告書、ファンド目論見書‐KIIDs(Key investor Information Documents)は、いずれも特化型エンジンにより英語から日本語、英語から日本語への翻訳が可能です。

料金体系

FEE STRUCTURE

サービス種類やオプションにより異なります。

  • 無料のトライアル: 利用時間と量に制限はありますが、試用版でソリューションをお試しいただけます。
  • 2ヵ月間の概念実証 (PoC) 特化型は7,000ユーロ、カスタマイズ型は12,000ユーロで、パッケージのテストが可能です。
  • 機械翻訳の導入
    • “on the fly”オプションは、翻訳エンジンの定額料金は不要、0.05ユーロ/単語で利用可能です。
    • 1年契約、最低月額料金、単語の分量に応じて料金レートを下げるボリュームオプションもあります(0.01ユーロ/単語から)。
    • 2年契約でのカスタマイズ型エンジンの開発には、17,000ユーロのセットアップコスト、最低月額料金、単語の分量に応じて料金を下げるボリュームオプションが含まれます(0.01ユーロ/単語から)。
  • 編集オプション (機械翻訳をプロの翻訳者が修正・最終化): 単語の言語、緊急度、分量、書式の複雑さに応じた料金となります。
現在の顧客

CURRENT CUSTOMERS

現在の顧客には、AXA、 HSBC 、 BNP-Paribas、Rothschild、Lazard、 CACEIS 、 SYCOMORE 、 AURIS 、 IDINVESTなどの金融機関が含まれます。

優位性

COMPETITIVE ADVANTAGE

  • 1

    他の機械翻訳ソリューションには、一般的な翻訳しか提供できず、金融業界の専門的な翻訳や、学習できない機械翻訳が多いのが現状です。Lingua Custodiaは、8年間にわたり集約された金融用語データベースと、最新のディープラーニングの開発を組み込んだ AI の専門性の両方を活用することで、翻訳プロセスの自動化と最適化を提供します。

  • 2

    エンジンは、定期的な定量評価(BLEU スコア)および定性評価(プロの翻訳者による評価)の2つの独立したアプローチに基づく体系的な測定により、品質が確保されています。

API

Q&A

Q
人間による翻訳に対して、金融に特化した翻訳エンジンを使用するメリットは何ですか?
A
より速く、費用対効果の高いサービスを、24時間365日、世界中で利用可能です。
ユーザーフレンドリーなインターフェース「Verto」を使用して、いつでもどこにいても、翻訳エンジンにアクセスできます。
純粋なAIベースの翻訳では、人間による翻訳コストの約1/10で、1分あたり2,000ワードを処理可能です。
AIベースの翻訳後、翻訳者による編集オプション(100%の品質を保証するための最終的な文書検証)により、人間のみが実施した翻訳コストの2/3で、1日約8,000語(人間翻訳の場合は平均2,500語)を処理します。
Q
データの機密性はどのように確保していますか?
A
インターフェース「Verto」を介して、httpsプロトコル経由で、個人ログインとパスワードで保護された翻訳エンジンにアクセスします。
Q
特化型エンジンとカスタマイズ型エンジンの違いは何ですか?
A
特化型エンジンは、例えば、目論見書やKIIDs(Key investor Information Documents)などの特定の文書に対応しています。 特化型エンジンは、5年の期間を経て開発され、拡張を続ける目論見書データベースを使用しており、機械学習を通じて改善プロセスが継続しています。
カスタマイズ型エンジンは、ドキュメント主導またはチーム主導のいずれであっても、クライアントのニーズに合わせてカスタマイズされています(たとえば、RFPチームなど)。 カスタマイズされたエンジンは、弊社が有する既存の金融翻訳データベースと、クライアントが過去に行った翻訳の両方から学習します。 したがって、クライアントの個々の状態や声が反映されます。 クライアントが使用する頻度が多いほど、翻訳の精度と品質は向上します。
Q
金融に特化した翻訳エンジンを導入するためには、どれくらいの時間がかかりますか?
A
特化型エンジンの開発は、既に対応可能な言語であれば短期間で利用可能です。例えば、文書1つであれば、すぐに無料の試用版を利用できます。 また、2ヶ月の体験のためのPoC(Proof of Concept)を1~2週間でセットアップ可能です。
カスタマイズ型エンジンは、既に対応可能な言語であれば、PoCを1ヶ月以内に開始することができます。 機械学習のプロセスが継続され、利用することにより品質が向上します。
Q
人間の翻訳と比較してどの程度の品質が期待できますか?
A
品質水準は、機械学習プロセスの性質上、時間の経過とともに改善されます。
特化型エンジンに関しては、文書の標準化の程度に応じて約70%の品質を期待するのが妥当です(ファンド目論見書は80%、マクロ経済リサーチペーパーは60%など)。
100%の品質を目指し、最終的な文書をお客様やパートナーと広く共有できるよう、補完的に人手による編集レビューにより、校正・編集します。
カスタマイズ型エンジンでは、使用頻度と時間の経過とともに学習し続け改善します。当初は約60%の品質ですが、集中的に使用することで90%の品質に達することができます。使用して学習をすればするほど、ニーズに合致したものになります。
Q
エンジンを社内で統合できますか?
A
当社のソリューションは主に SaaS ベースですが、ユーザー社内システム統合についても検討することができます。
Q
いつでも翻訳エンジンを使用できますか?
A
いつでもどこからでも、インターフェース「Verto」を使用して翻訳エンジンにアクセスできます。
Q
会社の所在地はどこですか? アジアにオフィスを構えていますか?
A
現在フランスにオフィスを構えていますが、Lingua CustodiaはGlobal Fintech Hackceleratorにて、シンガポール通貨金融管理庁に選ばれた唯一のフランスFinTechであり、アジアで事務所を開設することを検討しています。
Q
金融関連の翻訳のみを行っていますか?
A
金融翻訳に100% 特化しています。
Lingua Custodiaは、18年の資産運用業界での経験を有する現CEOのOlivier Debeugnyによって設立されました。 Lingua Custodiaの設立の背景にある理由は、Olivierが20カ国以上でトップランクのアセットマネージャーを務めていた際に対処しなければならなかった翻訳業務に費やされた膨大な時間と費用という課題を解決したいという思いがあります。
Q
エンジンは様々な文書フォーマットに対応していますか?
A
エンジンはフォーマットイン、フォーマットアウトを行い、様々なフォーマットに対応しています。 一般的に使用されている書式 (Word、Excel、PowerPointなど)は完全に読み取り、自動的に翻訳されます。
特殊なフォーマットについては、ケースに応じてご相談させていただきます。