第4回「資産運用×Fintech」On-line workshop「ESG投資の新潮流とAlternative dataの役割」がzoomで開催されました。
今回は、カタリスト投資顧問株式会社 取締役副社長 COO 小野塚 惠美 氏、東京理科大学大学院 経営学研究科 技術経営専攻 加藤 晃 教授、Truvalue Labs Head of European Sales, Anne Reaney氏をスピーカーに迎え、ESG投資における、オルタナティブデータの活用や、ESG投資 の最新動向について1時間半という短いプログラムの中で、大変有意義な講演をいただきました。
日時:2020年8月20日(木)16:00~17:30(15:45入室開始)
講演1:カタリスト投資顧問株式会社 取締役副社長 COO 小野塚 惠美 氏
- 日本でのアクティビズムのトレンドの変化に関して、日本での事業の持続可能性を本当に考えた提案・対話を重視する流れが、アクティビスト・企業側共に増えてきている。
- 日本でのESGの考え方は企業倫理から始まり、リスク管理・ガバナンスの透明化という観点も加わって、現在は「サステナブル金融」という視点も必要になってきている。
- ESGは最終的にパフォーマンスにも良い影響を与える。
- 企業を評価する材料には財務と非財務のデータが混在している。
- 長期的な価値創造における財務と非財務情報の統合思考の重要性がアメリカでは叫ばれ始めている。
講演2:Truvalue Labs Head of European Sales Anne Reaney氏
- JIAM Fintech Squareにも掲載 こちら
- 人間が手作業で作成したレポーティングを遥かに超える量のデータを収集しており、非構造化データもひとまとめにするサービスを展開。
- 企業からのレポートではカバーできていない様々な情報をキャッチし、企業に関する様々な情報からESGスコアを算出し、定量的に見比べることができる。
講演3:東京理科大学大学院 経営学研究科 技術経営専攻 加藤 晃 教授
- サステナブルファイナンス=持続可能な金融 長期的な金融の安定、天然資源・自然の持続可能性向上を目指す物
- SDGsの実現のためには行政・政府だけでは資金が足りないため民間の金融機関も資金を投入することが期待されている。最も生産的な用途・プロジェクトに資金を配分する必要がある。
- 結果的に、相容れない複数ある目標間の戦略的意思決定を助けることになり、投資先企業への意思決定権を手に入れることで単なるリスク対策から、ビジネス機会の創出へと前進する。
JIAMからのお知らせを希望する方はこちらから登録
またはcontact@jiam.tokyoまで「企業名・部署名・お名前・連絡先メールアドレス」をご記入のうえご連絡ください